この週末、名古屋そして大阪と長期投資セミナーをハシゴした。
みなまじめにいきているんだなぁと、今週もまた実感させられた。
質疑応答中心の勉強会だが、政治批判めいたものは一切出ない。
日本の政治のダメさ加減やら、財政赤字・長期債務・年金不安などを、
ああだこうだ言っていても何も生まれない。
それよりも、一生活者として「どう考え、どう行動すればよいのか」を
前向きに考えようという話ばかり。
嬉しくなるのは、自助自立の精神で行動していくといっても、
そう楽な道ではないのはみな覚悟の上。
それでも、みな「どう美しく、どうカッコ良く生きていくか」を
青臭く語り合えるのだ。
こういった草の根の動き、どんどん大きくなるだろう。
大いに楽しみである。
“投資合宿へ行こう!”のお知らせ
これまでのセミナーとは一味違う、新しいスタイルの勉強会を開催します。
温泉あり、寝泊まりあり、飲み食いあり・・・まさに一夜に全部積め込んだ”合宿”です。
下記URLから申し込めますので、ご参加お待ちしております。
http://www.investors-tv.jp/seminar/
【国民ファンドで日本経済を活性化する】
国民ファンドを設定する②
そういった社会ニーズが顕在化しつつあるのなら、国あるいはそれに準じる信用度の高いところが「貯蓄から投資への受け皿」を用意してやるのも一法。具体的には、資本金15億円ほどで投信会社を設立し、投信業務の認可を取得した上で、ファンド・オブ・ファンズ形態の投信「国民ファンド」を設定する。国民ファンドという、だれもが1万円から参加できる本格的な長期保有型の投信を世に送り出して、国民の長期の財産づくりニーズに応えてやるわけだ。
どれほど個人マネーが国民ファンドに集まるだろうか。現役層中心に一般生活者の自分年金づくり意識は相当に高くなっている。そこへ、信用力の高いところが本格的な長期投資を展開する投信を設定してくれるとなれば、すぐ1兆円や2兆円は集まると思われる。
そんな規模では終わらない。国民ファンドは、時間の経過とともに運用成績が積み上がっていけるような設計となっている。また、後述するがタイミング的にも好成績を十分に期待できる。そこへ預貯金マネーの投資運用シフトとが重なり合う相乗効果で、ファンド購入資金は10兆円20兆円とどんどん増加していくはず。100兆円になってもおかしくない。
結果的には、国の制度としての巨大で重苦しい年金積み立てシステムとは別次元で、低コストかつ高効率な自分年金づくりシステムを国民に呈示できよう。
つづく・・・