株式市場の下げに引きずられて、さわかみファンドの基準価額はズルッズルッと下押しを繰り返している。
そこで、今日は株式は徹底した選別買いを、さわかみファンドに関してはトコトン買いを、強く主張しよう。
世界の株式市場を見わたすと、もう1カ月近くジリ下げの低調相場を続けている。
マーケットはもちろんのこと、大半の投資家は弱気を超えて、逃げモードに転じている。
その証拠に、長期金利が静かに下げ続けている。 米国の10年物国債の利回りが2%割れ寸前まで下がってきた。
これは世界の投資家が米国債など安全資産と思われる投資対象に資金をシフトしているからだ。
それで、ドイツ国債などはマイナス利回りでも、旺盛な買い需要を集めるという流れとなっている。
まあ、マーケットや一般投資家の動向などは、どうでもいい。 相場など、どちらにも転がっていく。
儲けたい儲けたいの人達が強気になったり、弱気に傾いたりを繰り返すすだけのこと。
そういった相場動向に対し、どう行動するかが投資である。 間違えても、相場にどっぷり浸かって右往左往してはならない。
あるいは、賢いといわれる世の多くの投資家のように、国債などに逃げるのもつまらない。
売られて安いならば買っておけばいい。 価値のあるものを安い間に買っておく、それが投資というものだ。
やっておくべきは、日頃から長期視野に立った価値の高まりを、しっかり読み込んでおくこと。
それさえ心掛けていれば、昨今の安値はゴキゲンでいくらでも買えるはず。 現に、さわかみファンドはしっかりと買い進めている。
日頃から相場を追いかけているだけの人達は、個人投資家も機関投資家も、長期視野の企業リサーチなんてやっていない。
だから、せっかくの安値を買えないのだ。 つまり、投資家とはとても言えない、「投資のまねごと屋たち」といえよう。
そういった、投資のまねごと屋たちが相場動向をつくってくれているわけだ。
彼らがつくってくれる相場とはつかず離れずで、安ければ買い高ければ売りで対応するのが、まともな投資家である。
読者の皆さんも、ここは断固たる買いでいきましょう。 迷うなら、さわかみファンドを目いっぱい買っておいてください。