昨日のNY市場は大きく反発したから、日本株市場も今日はさすがに上昇するのだろう。
で、明日は? さっぱりわからないよね、マーケットの展開なんてものは。 どうしたらいい?
ちょっとストレートすぎるかもしれないが、ウチのファンドを買っておいてもらうのが一番。 そう強く思う。
最近は、米中の貿易戦争だとか世界景気の減速だとかで、マーケットは荒れ気味である。
というか、昨日も書いたように、マーケットはいつも下げに敏感で、かつ過剰に反応するもの。
マーケットの揺れに振り回されていては、とてもではないが「まともな投資」が出来なくなる。
結果として、株価を追いかけるディーリング売買に引きずり込まれてしまう。 その挙げ句、投資は難しいと嘆くばかり。
悪いけど、そんなもの投資ではない。 投資の真似事にすぎず、個人のみならず機関投資家も陥っている、世界共通のへなちょこ投資である。
そもそも投資は、将来の納得に対し、いまの不納得で行動するもの。 ディーリング運用のように、価格変動を追いかけるのではない。
つまり、長期的な価値の高まりを読み込んで、昨今のような荒れ相場で買っておくのだ。
それを心掛けるだけで、「安く買っておいて、高くなったら売る」という、投資の大原則がごく自然体で実行できてしまう。
なんの難しいこともない。 ひとつだけ大事にしなければならないのは、将来に向かっての価値の高まりをしっかり読み込む作業だ。
それを、投資のリサーチという。 運用会社の肝であり、マーケット変動など無視しても、絶対にやっておかなければならないもの。
長期の視野で、本格的な企業リサーチを、どこまでやれているか。 この点において、さわかみ投信では一切の妥協もない。
エコノミストとかが力を入れている景気動向の分析などではない。 トランプがどうの、貿易戦争がこうのでもない。
個々の企業が将来に向けて、どれだけ価値を高めようとしているのかを、ていねいに読み込んでいくのだ。
なにしろ、世界人口は毎日20万人前後ずつ増加しているのだ。 それを支える企業活動は、すごい勢いで拡大していくのは間違いない。
時として、ポピュリズムや保護主義傾向などマスコミが騒いだところで、そんなものを凌駕して企業の供給活動は続けられる。
だから、マーケットが大きく崩れた時は、しっかり買っておくのだ。 将来に向けての企業リサーチさえきちんとやっておけば、なにも恐れることはない。
それだけのことだが、多くの投資家(?)はできない。 だから、昨日までのように誰も買わず、ずるずる下げとなるわけだ。
先ほど、運用してくれている草刈に確認したところ、連休明けの下げをしっかり買ってきたとのこと。
この違いが、先々の上昇相場で大きな差となっていく。 これが、本格的な長期投資であり、さわかみファンドの真骨頂である。