昨夜、さわかみ投信の会議室で「いのちの教室」が開催され、30数名の参加があった。
もともと、海が大好きなライフセーバーたちが集まって、人命救助の仕方を一般に普及させようとしている活動の一環。
彼らが、アスリート・セーブ・ジャパン (Athlete Save Japan) という組織を作り、全国の学校を中心にして「いのちの教室」を開いている。
心拍停止で命を失う人が年間で7万人を超すという。 スポーツ選手も意外と多く犠牲者となっている。
一刻も早く胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始し、AEDの到着を待つが、1分遅れると蘇生率が10%下がるという。
いのちの教室では、倒れた人を見つけると「大丈夫ですか」と声をかけ、すぐ119番通報とAEDを取りにいくのを周りに要請する。
そして、1分間に100回以上というリズムで、心臓を覆っている胸骨を強く押し続ける。
やってみると分かるが、結構力がいるし疲れる。 疲れたら横にいる人に変わってもらうが、できるだけ素早く交代する。
AEDが到着したら、電源スイッチを入れ音声案内に従って操作を開始する。 そして救急車の到着を待つ。
これら一連の作業は、いざという時には動顛しがち。 やはり、年に2~3回は訓練を積んでおいた方がいい。
そんなわけで、さわかみ一般財団ではASJを支援しながら、さわかみ投信の会議室で「いのちの教室」を開催している。
面白いのは、ASJが80名以上のトップを極めたスポーツ選手を組織化して、教室に派遣していること。
これまでも、柔道の篠原さん、水泳の岩崎さん、サッカーの巻さんが来てくれた。
彼ら彼女らが、教室の後に座談会でいろいろな話をしてくれるのが、これまた面白い。
オリンピックで優勝したり、日本代表だったりの経験は常人を越えた世界。 そのあたりの話を聞けるのは貴重である。
次回は、6月26日(水)の19時から、さわかみ投信の2階会議室で開催します。
皆さん、どうぞ気楽に参加を。 次回は、バスケットで有名な選手です。