今週末から10連休ということで、日本株市場での投資はしばらくお休みとなる。
その間も、世界のマーケットは休みなく動いている。 株価はもちろん、為替も商品市場もだ。
急激な価格変動を含め、海外のマーケットでは、いろいろな値動きをするのだろう。
それに対し、日本からは海外と直接取引する以外、なにもできない。
機関投資家はそれなりに対策を講じようとするが、打つ手は限られている。
ヘッジをするにしてもコストはかかるし、大した値下がりでもなければ骨折り損にもなりかねない。
その点、われわれ長期投資家は楽である。 現在の投資ポジションを信じて、対策など考えなくていい。
もともと長期投資家は、5年10年先までずっと応援したいと思う企業の株式を買っている。
したがって、10連休の間に大きく値下がりしたところで、別に慌てることもない。
ただ単に株価が下がっただけで、応援している企業の価値が下がったわけではない。
株価なんてものは長いめでみれば、企業の価値を評価した水準に落ち着く。 それを、のんびりと待てばいい。
もし、資金の余裕があるならば、連休前に思い切り下値に買い注文を入れておこう。
大きく下がれば、すばらしい買い増しができる。 やることといえば、そのぐらいだ。
いつも書いているように、株価など価格は売る人が多ければ下がる。 下がったところで、企業の価値は変わっていない。
それどころか、生活者にモノやサービスの供給は一時として止ることはない。
長期投資家はそういった企業を応援しようとするのだ。 10連休だろうと、なんだろうと、応援は続けよう。
マーケットの下げを予測して売っておくなんて、応援ごころを薄めるだけのこと。
長期投資家の名が廃れるよ。