エジプト問題

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チュニジアの大統領追放に続いて、

今度はエジプトでムバラク政権に対する民主化要望の火が燃え広がり始めた。

この先どうなるのか予想もつかないが、穏やかなる民主化の進展を望むのみだ。

 

こういった事態が発生すると、株価は先ず大きく売られるという反応を示す。

事態を憂慮した投資家や目先筋が売りを集中させるから、株価は大きく下落する。

一方、事態がどう収まるか様子をみようということで、買いの手はなかなか集まらないもの。

 

ここで、われわれ長期投資家が真価を発揮する。

生きている間には、景気変動やら天変地異やらテロやら、いろいろなことが起こる。

それは避けられないし、仕方ないこともある。

何が起ころうと、生きている限りは飲んだり食べたりする。

これは、世界中どこでも同じこと。

そう、何が起ころうと人々の毎日の生活はずっと続くし、

それを支える企業活動も一時として途切れることはない。

 

それなのに、株価だけはドカーンと下がっている。

人々の生活があって企業のビジネス活動も続いていて、

株価だけが先週よりも安値に売られているのだ。

大安売りしてくれているのだから、買っておかない手はないよね。

これが長期投資の考え方である。

 

しばらく株価低迷が続いても構わないのか?

いいじゃない、価値あるものを安く買ったのだから。

かりに、7年かかってようやく2倍くらいのペースでも、年率にして10%の財産づくりとなる。

年0.02%にしかまわらない預貯金よりはるかにマシだろう。

 

今日は月次報告書の発送日。

エジプト問題で株価が下がってお客様には心苦しいが、

こういう時ほど気持ちをこめて封入作業をやるのだ。