投信直販の凄み

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ずっと長いこと投信の直販に携わってきて、つくづく思う。

長期の財産づくりをお手伝いしていくのに、長期保有型の投信の直販しかないなと。

直販のすごいところは、財産づくりの長い旅をご一緒できる仲間たちと、心を一つにできることである。

心を一つにできるということは、時間の経過とともに強いきずなが生まれていくことでもある。

それで、お客様というよりも、ファンド仲間という表現がしっとり来るようになっていくわけだ。

ところで、その直販だが、なんのために投資するのかにおいて、ただひたすら資産形成を訴えてもいい。

投信を購入しようとする個人の多くが、安心して長期の資産形成を目指したいと願っている。

そういった投資家顧客の期待に応えていくことは、直販投信のイロハのイである。

もちろん、その先つまり資産形成にあたっての長期投資運用で、理念や哲学を強く訴えてもいい。

すなわち、どんな社会を築いていこうとするのか、どんな日本にしていきたいと考えているのかだ。

そこを強く訴えて、より良い社会をつくっていこうとする仲間を、どんどん増やしていくのだ。

ただ単に資産形成をお手伝いするだけでなく、多くのファンド仲間と一緒に将来を築いていく。

どんな将来にしていきたいかの夢を思い、そこへ向かって進んでいこうとする強い意思を、みなで共有する。

これって、素晴らしいことだと思う。 まさに、直販投信の強みである。 凄みといっていい。

その点、多くの金融商品や世に一般の投信は、ただ運用成績を追いかけると訴えているだけだ。

その運用成績とやらも、金融商品の販売や一般の投信の販売促進材料としてのもの。

となると、その時々で投資家人気が最も高いテーマを取り上げて、大々的に喧伝する。

運用会社が世に訴えようとする将来への方向性や、投資の理念ならびに哲学といったものは、どこにもない。

そんなことよりも、より多くの投資マネーを吸い寄せるべく、テレビやメディアを駆使するのみ。

そこには、将来社会に向けての思いや責任意識の、かけらもない。

そういった世に多い金融商品や一般の投信とは、まったく別の次元で静かに世に訴える。

それが、直販の投信であって、時間が経てばたつほど、その真価が世の評価と最大の安心感になっていく。

まさに、時の審判だが、いよいよここから直販投信の真価が世の認めるところとなっていくのだろう。