24年の重み

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さわかみファンドが、昨日から25年目に入った。 これまで、24年の実績を積み上げきたわけだ。

これは、日本において快挙といえる。 そもそも日本に、24年の実績を誇る投信ファンドは、ほとんどない。

わずかにあっても、大半が資産残高も少なく野たれ死に状態で、ただ存続しているだけのもの。

さわかみファンドのように、これからも20年50年100年と、お客様のための長期投資を続けていく。

それでもって、お客様の資産形成をお手伝いをしていこうとする強い意思と責任感を持ったファンドは、どこにもない。

さらに凄いのは、ずっと直販を貫いていることだ。 お客様とは直接に話ができ、目指す方向で一致している。

これは、きわめて大事なこと。 目指す方向が一致しているからこそ、本格的な長期投資運用を展開できるのだ。

その結果が、積み立て投資の実績が年6%を大きく上回る実績となって表れている。

ずっとデフレ状態が続いた日本で、年6%強の運用実績を24年にわたって残しているというのは、これまた凄いこと。

それも、本格的な長期投資運用を淡々と続けてきての実績だ、どこにも無理がないし再現性が高い。

この長期投資家日記でしばしば書いているが、一般的なマーケット追いかけ型の投資では、それこそマーケット次第となる。

一方、本格的な長期投資運用では、マーケット動向とはつかず離れずで、企業の応援投資に徹する。

だから、安定度も再現性も高く、じっくりと長期投資の成果を積み上げていくことができるわけだ。

このあたり、マスコミ報道ではなかなか世に伝わらない。

マスコミは表面的な成績数字、それも比較可能な期間でもって、あれこれ評価しようとする。

彼らからすると、どうしても運用の中身には踏み込めず、他ファンドとさして変わらないとなってしまう。

結局のところ、さわかみファンドの良さというか素晴らしさを、一番わかってくれるのはファンド仲間ということになる。