人間こんなにも変われるものか

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今晩7時から、さわかみ投信の2階大会議室で、公益財団「お金をまわそう基金」主催のセミナーがある。

ゲストは、新宿歌舞伎町で長いこと駆け込み寺をやってこられている、あの有名な玄秀盛さん。

生まれてからの家庭環境もあって、若い頃は悪の道の寸前までを往ったり来たりしていた。 いわゆる、ワルだった。

中年にさしかかった頃に心機一転して、玄さんは人助けの道まっしぐらとなっていった。

そして、酒井大阿闍梨との出会い。 ずっと師匠と仰ぐようになって、1990年に得度。

酒井大阿闍梨からは、わしは「仏」をやるから、おまえは「人」をやれと言われて、駆け込み寺活動につながっている。

小さいころから自分の力で生きてきたし、一種アウトサイダー的に社会を渡り歩いてきた。

そういった前半生を聞くに、一筋縄ではいかない「エゲツナイおっさん」といったイメージを持ちたくなる。

ところが、玄さんに会うと分かるが、すごく優しい笑顔が返ってくる。 よくいわれる、仏顔だ。

それが、ヤクザまがいのもめごとなどに直面するや、百戦錬磨の強面顔に一変する。

まさに、玄さんの生きてきた人生の幅の広さといったものを、如実に表しているのだろう。

その玄さんが、1時間ほど話してくれる。 社会の底辺に近いところで日々を送っている人たちの生々しい現実。

これは、おもしろいというか聞きごたえがある。 そして、参加者一人ひとりの心に、ずしっと響いてくる。

すごく価値のある1時間半のセミナーとなるのは間違いない。 参加費は無料だし、ぜひ皆さんお出かけ下さい。