投資は難しい、リスクが多いと思う人たち

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世の中の投資に対する受け取り方は、難しいとかリスクが多いとかが、もうほとんどと言っていいだろう。

我々のように、「投資なんて楽なものだよ」と言い切れる人は、ほんの一部である。

どこに違いがあるのだろう? それは、「儲けよう」「自分だけいい思いをしよう」 という考え方と、「このお金、世の中のお役に立てさせてもらおう」の違いである。

自分だけ儲けよう、いいとこ取りしようとすれば、まわりは「儲けられまい、取られまい」と防御を固めて当然のこと。

まわりから警戒されたり、防御を固められたら、そうそう自分の思うようにはならない。 だから、投資は難しいとなる。

また、儲けようと眼の色を変えているから、儲かりそうなところを買いに行く。 儲かりそうなところといえば、皆が買い群がって株価がぐんぐん上昇している時だ。

そんなところで買いに行けば、高値づかみする確率が高く、下落リスクは多いに決まっている。

一方、われわれは生活者にとって大事な企業を応援しようと、みなが売っている下落相場を買いに行く。 企業にとっては、ありがたい応援団である。

また、売り逃げたい人たちにとっても、われわれが買うことで売って現金を手にできる。 損から逃れたい投資家たちからも喜ばれる。

そう、われわれ長期投資家は皆から歓迎される行動をする。 まわりから警戒されることもない。 むしろ、ありがたがれる。

それでいて、下落相場を買いに行くから、何の苦労もなく安値買いができてしまう。 戻りに入ってくれば、どこで売っても利益である。

ここまで読み進んでくると、皆さん異口同音に「そうだ、その通りだ」と賛同するはず。 なのに、皆さんの多くはいまだに資産の多くを預貯金に寝かせているんでは?

余っているお金、世の中のお役に立てさせてもらおうという意識、まだまだ低いのでは?

ちなみに預貯金の利子は、年0.01%とか0.001%で、その程度の働きしかしていない。

一方、さわかみファンドでは複利年率で5.4%の成績を残している。 つまり、それだけ世の中から感謝されていることになる。

この違い、じっくり考えてみてください。