今週の土曜日１７時から、会津の喜多方で酒蔵オペラコンサートを開催。

これは地方に住む方々に、イタリア本場レベルのオペラとコンサートを堪能してもらおうというもの。

さわかみオペラ財団が毎年イタリアへ送り出しているオペラ歌手は、延べで２８名に上る。

うち９名は現在イタリアで舞台に立ったり研修中であるが、その他の多くは帰国して日本で活躍している。

もう既にイタリアで主役を張ったり、レギュラークラスの歌手たちは、本場での挑戦が続く。

一方、帰国している歌手たちの多くには、イタリアの主要歌劇場でのオーディションのチャンスを与えている。

そういったバリバリの歌手たちと一緒に、イタリアでと同じレベルの舞台を地方に持っていこうかというのが、そもそもの考えである。

また、昨年４月のサウジアラビア公演で若手演奏家たちをオーディションで選抜したが、その流れでマスタークラス・プログラムが始まった。

若い才能を発掘して、イタリアでボローニャフィルの首席たちから特訓を受けるチャンスを与え、世界のレベルに引き上げようとするもの。

歌手や演奏家にとっては、レベルの高い公演ができるというのは、音楽家冥利に尽きる。

そういった機会を地方でどんどんつくっていってやれば、音楽家にとっても地方の方々にとっても、うれしい話。

その第一弾が、今週末の喜多方オペラコンサートである。　もちろん、これはウチの大事にしていることだが、コンサート後はお客様と演奏家たちが混ざり合う懇親会がある。

喜多方では酒蔵コンサートとしているように、大和川酒造さんの美味しいお酒を楽しみながらの懇親会が１９時から。

演奏を終えた後の歌手や演奏家たちのリラックスした姿と、感動冷めやらぬ聴衆の交流は、これまた面白いものがある。

まだ、当日券が少し余っているので、どうぞ皆さん喜多方へお運びください。