高知で98名、54%

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 この表題では、何のことなのかさっぱり判らないでしょう。 週末の土曜日に、日経新聞が四国で印刷を始めて30周年を記念したセミナーがあった。

 新聞購読者層への感謝ということもあって、広く参加者を募集し抽選の結果120名を招待したもの。 うち、98名が会場へ足を運んでくれた。

 応募は200名を超えていたから、会場の関係で120名に限定したのは、ちょっと残念だった。 そうはいうものの、高知にしてはこれまでの勉強会でも最多に近い出席者数だった。

 そんなことよりも、98名のうち53名が女性の出席者であったことには、びっくりさせられた。 20歳代から40歳代にかけての女性が、セミナー会場の54%を埋めていたのだ。

 日経新聞の読者層は圧倒的に男性サラリーマンである。 その意識で会場に入ったら、想像もしていなかった現象を目の当たりにして面食らった次第。

 結構なことである。 女性が多いと、なによりも会場が華やぐから雰囲気が明るくなる。 その上、生活者感覚をベースに長期投資を理解しようとして、生活実感に近いところで質問してくるから、セミナーそのものの活気が違う。

 聞くところによると、最近の日経新聞では新規購読者層の30%は女性とのこと。 頭でっかちの感が強い男性よりも、生活者目線で物事を考える女性がどんどん長期投資に入って来てくれることは大歓迎である。

 こういった流れがどんどん大きくなっていって奔流になっていってくれると、これからの日本社会は面白くなるぞとご満悦だった。

 その気分で、翌日曜日に高松へ行ったら、こちらはいつも見慣れた風景だった。 高齢の男性層がやたら目立つ出席状況で、若い男性や女性はちらほろ。

 出てくる質問も、生活実感からくるものというよりも、投資を頭で考えてのお固いものが多かった。 皆さんまじめに勉強しようとしているが、どこまで応援する気持ちを高めて暴落相場を買いに行けるかは、やや心もとなかった。

 とはいえ、帰り際に「来てよかった、長期投資したくなった」といってくれる方々が多かったのは、ありがたかった。 高知はもちろんのこと、次の高松も楽しみだ。