さわかみグループのソーシャルキャピタル・プロダクション( SCP )がやっているインベスターズTV では、これぞ本物と信じれる物事をインターネットで世の中に発信している。
コマーシャルなし、スポンサーなし、どの番組も無料で観られる放映が始まって3年が過ぎた。 制作番組や生放送を通して、こんな面白いことがあるよ、これすごいよねといったことを視聴者の皆さんと共有する。 それも、双方向に近い形で。
これぞ本物という以上は、なにを題材にして、どんな切り口で世に発信するかのすべてにおいて、われわれ自身を世に問うことである。 固定観念でガチガチの独断や偏見、狭量な社会認識や思い上がりといったものは、たちまち排除されてしまう。
放映が始まって早くも4年目、じわりじわりと視聴者が増えているということは、それなりの価値を世の人々が認めてくれているのだろう。 その価値も、昨今のマスコミ報道に多い ”いま社会で受けるかどうか” ではない。 視聴率が高いから良いといった、マスコミ感覚の価値ではない。
番組を観てくれた人々の間で、”そうか、たしかにそういった考え方もあるよな” と心に沁み込んでいってもらえる。 しばらく後になって、”これって、インベスターズTV で言っていたことじゃない” と、その先見性に驚いてもらう。
そういった、時代を切り開いていくような情報発信にこそ、インベスターズTV の存在価値があるはず。 でなければ、ビジネス意識を捨てて番組を制作している意味がない。
たとえば、自分は毎月第2と第4水曜日の夜8時5分から9時15分までの生放送に出演している。 うち、50分ほどを視聴者やこの長期投資家日記の読者からの質問に充てている。
そこでは、毎回いろいろな質問を受けて、自分の考えを述べている。 どんな質問が飛び出してくるか予想もつかない。 最初から落としどころを決めているような予定調和の番組とは真逆の、やたら広がりのある展開となっていく。
より良い世の中をつくっていこうよという、大きな方向性は微動たりしない。 しかし、なにがより良い世の中なのよという切り口は、それこそ千差万別となる。 長期投資の実践から始まって、どう生きていくかの人生相談まで、ありとあらゆる質問やらコメントに対し真剣勝負だ。
気がつけば、この番組は視聴者と一緒になって前へ前へと進んでいいっている感がある。 より良い世の中をつくっていこうよという以上、視聴者の皆さんいずれもが前向きで能動的である。 よくある、国とか誰かに頼って他力本願的な生き方とは違う。
そういった価値観を良しとする視聴者がどんどん増えていってくれているのだ。 面白いと思わない? 今日が第2水曜日、夜8時5分にインベスターズTV でお会いしましょう。