さあ秋相場だ

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 どうも自分のブログは投資が中心となりやすい。 とりわけ、長期の株式投資に絡んでの記述が多い。 読者の皆さんも、またかよと思いつつも読んでしまう。 なぜなら、毎回いろいろ違った角度から書いたりしているからね。

 それはともかく、株価上昇はすべてにプラスとなる。 投資家として資産の増加につながって嬉しいのはもちろんのこと。 株価が上がれば心理的にも明るくなって、個人消費が高まる。 これを資産効果というが、その流れで企業の拡大投資も活発化する。 つまり、経済の成長に大きく寄与するわけだ。

 いまの日本経済のだらしない無気力ぶりを見るに、株価上昇がそれを打破する突破口となるのなら、だれにとっても文句はない。 実際、過去幾度となく株価上昇で経済活動は活発化しているのだ。

 ところが、政治家だけは頭が古いというか、経済感覚がなさ過ぎる。 日本の政治家の多くは、株式投資すなわち金持ちのものという観念ガチガチとなっている。 選挙で票を集めるには、金持ち優遇につながる懸念のある株式投資のことなど口にするのはご法度、そんな意識で凝り固まっているのだ。

 真に政治感覚のある政治家なら、いまは日本経済を元気にさせることが喫緊の課題、そのためには景気回復に即効薬となる株価上昇を支援するのが国民のためだと言い切るぐらいでないと話にならない。

 金持ち優遇と揶揄されたところで、国民の皆さんはどちらを優先するのかと、真正面から反論できないようでは政治家とはいえまい。 いつどんな時でも、経済を前向きに引っ張っていってくれるのは事業家であり投資家である。 その人達に元気一杯で動いてもらわなければ、経済全般に活力は生まれず、国民のみなが幸せになりようがない。

 だったら、ここは金持ち優遇とかいわず、いま動ける人達にどんどん積極的な行動を取ってもらおうではないか。 その第一陣が株価上昇だと、国民にきちんと語ってやればよい。

 そろそろ、秋相場に入っていく。 ときもよし、政治家の皆さん、日本経済を元気にさせる責任を果たしてくださいよ。

  

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