土曜日はアジアやアフリカの国々で字の読める女性を増やそう、日曜は東日本大震災で親を失った子ども達を学校へ行かせてあげようという目的の寄付や義捐金集めのセミナーが開催された。　どちらも大盛況で満席を越える参加者には驚かされた。

　また、発起人はじめボランティアの方々の働きもすばらしかった。　文字通りボランティアの仕事を皆さん大車輪でこなしているのをみるに、いい意味でのお祭りだった。　参加者を含め皆で盛り上げたという感じだった。　さわやかな５月晴れの週末の午後、なんとも気分の良いセミナーだった。

　寄付とか義捐金とかを大上段に構えて、お願いしますお願いしますだと、その意義は分かるもののどうも硬いものになりがちである。　その点、発起人はじめ主体となる人たちやボランティアの人々が、なにか面白い企画を乗っけてくれると盛り上がり方が違ってくる。

　この週末は、どちらも結構まじめな勉強会を前面に出しながらも、上手いこと寄付や義捐金に参加しようじゃないかといった問いかけにつながっていった。　呼びかける方がみな手弁当でやっており、それもずいぶんと楽しそうに会場設営などに汗を流しているから、集まった方々もどんどん乗ってしまう。　結果として、やたら盛り上がった一日となり、皆がハッピーの気分で帰路につく。

　アメリカなんかでも、お祭り騒ぎの中で寄付を集める運動が国中あちこちで繰り広げられている。　日本でもそういった文化が少しずつ根付いてきているのだろう。　楽しみながら、社会のお手伝いができるなんて、いいじゃない？

　こういった文化を広めていくのも、われわれの仕事なんだろうね。

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　本の紹介です。電子書籍版で、スッと読めるボリュームに抑えています。　さわかみ投信現社長の黒島の本も合せてご紹介します。ちなみに、黒島の本は紙媒体も用意しております。

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