日本フィランソロピー協会の２０周年記念フォーラムは期待を大きく超えたものだった。 理事長の高橋さんはじめ関係者の皆さんが、フィランソロピー活動という日本にはなじみのない概念を広めるのに悪戦苦闘してこられた。 長い年月を頑張ってきて、その努力がじわりじわりと世の中に認識されだし、いまや大輪の花を咲かせようとしている。 そんな盛り上がりが会場にあふれていた。
パネルディスカッションに登場された、さわやか福祉財団の堀田力さんも、やはり２０年という長年月の活動を誇っておられる。 その間に、全国のあちこちで活動仲間が広く展開するようになった。 その仲間達をフル動員して震災直後から被災地のお手伝いに入っていかれたとのこと。 あのような事態に遭遇して、どれだけ全国ネットの支援体制を敷けるかは日頃の地道な活動あってこそのこと。
ヤマトホールディングス社長の木川さんの話もすばらしかった。 震災直後から現場は自発的に動き出した。 宅急便の生みの親である故小倉昌男さんが言ってこられた ”世の中のため、人々のため” の精神が社員の間に根付いており、それが自主的な行動を起こさせたとのこと。 社員達が率先して頑張るのなら会社も負けてはおれないと、宅急便１個に月１０円の寄付をすると決めた。 当初１３０億円を想定していたが、１４０億円ほどに達するらしい。
他にもいろいろ心温まる話が一杯あった。 それに比べ、さわかみグループはどうだろう？ まだまだ実力不足だし、相当に気合を入れて仕事していかないとと思い知らされた。
今週水曜日夜８時から、インベスターズTVの生放送に出演します。ぜひどうぞ。http://www.investors-tv.jp/live/
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本を出しました。今回は電子書籍版として、スッと読めるボリュームに抑えました。 さわかみ投信現社長の黒島の本も合せてご紹介します。
澤上篤人「お金をまわして日本を元気にさせよう」
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黒島光昭「特許物語」
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