トランプ大統領はいつも最後の段階で腰砕けとなる。 それを、TACO と呼んで世間ではあざ笑っている。
よくもまあ上手いこと名付けたものだと感心させられるが、 Trump Always Chickens Out (TACO)ということだ。
彼が得意とする「取引」では、先ずは「強烈なはったり」をかけて相手の出方をみる。
相手がヘナヘナと折れてくれば、それで良し。 逆に強く反発してくれば、最後の段階で妥協点を探る。
当初とのあまりのギャップに、トランプはなんだかだ言いながらも最後には折れるという評価が定着してきているわけだ。
典型的なのが金融マーケットで、最近の株価動向をみるに、「またTACO だ」の無反応が多くなってきている。
とりわけ、米国株市場ではトランプ大統領の動向など無視するかのように株価はしぶとく上昇している。
TACO はどうでもいいが、トランプ政策の数々が煽っている将来インフレに対しては、要警戒である。
たとえば、イラン爆撃の反発でイランがカタールのLNG 基地を爆撃したり、ホルムズ海峡の封鎖を続けている。
これら供給サイドでの支障や長期停滞は供給ネックとなって、必ず先々の物価上昇を招く。
つまり、将来のインフレ要因の種をこれでもかこれでもかと巻き続けているわけだ。
将来インフレともなれば、金利も上がるし株価全般にとっては悪材料そのものである。
また、経済活動へのマイナスが多くなってくれば、経済成長率ダウンで、スタグフレーションの可能性も高まってくる。
そんな展開となっていく過程で、カネ余りバブル高のマーケットは、もう放っておいても崩壊に入っていることだろう。
とんでもない経済や社会の混乱に直面し、世界は無法で無道なトランプ政治はもう懲り懲りだとなろう。
そして、トランプショックという悪名が歴史に刻まれることにも。
