本番はこれからだよ

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先に、明日香出版から「大暴落」「インフレ不可避の世界」を刊行した。

それに次いで、「暴落相場もインフレも、本番はこれからだ」を、9月に出版することになった。

9月に出すためには、7月中に原稿を書き上げなくてはならない。

それで、いま必死に書いている。 やっかいなことに、7月は6回の出張予定で、延べ11日が旅先となる。

ゆっくり書いている時間がない。 どう考えても、厳しい。

ただ、マーケットなどの状況を勘案すると、早く新著を世に出した方がいい。

ということで、またぞろ眼をしょぼしょぼさせて、原稿書きに集中している。

今回はちょっとスタイルを変えてみた。 すなわち、バブルの生成やインフレの醸成を、時間を追って書き込んでいる。

その流れで、バブル崩壊もインフレ到来も必然というか、もう時間の問題だという展開となっている。

また、同じく時間を追いながら、株主利益の最大化要求と企業経営の短期利益追求指向にも焦点を当てている。

それが、世界の資本市場をどう歪めてきたか、どれほどバブル投機の後始末に国や中央銀行を巻き込んできたことか。

また、たとえば日本企業の長期視野に基づく投資の不足と、どれほど国際競争力の低下を招いてきたのか。

そういったあたりを、自分なりに分析している。 要は、当たり前の経済から、どれだけ逸脱してきたかだ。

中央銀行を景気対策に駆り立てたり、野放図に国家債務を膨らませたりが、もう当たり前になってしまっている。

企業経営も、ゼロ金利と資金はいくらでも借りられる事業環境を、やはり当たり前としている。

それらの、おかしなことが、まとめて崩れ落ちることになっていこう。

じっくり書いている時間はないが、相当に気合を入れて書いていくことにしよう。