市井に生きる人々のために、本格的な長期投資で財産づくりをお手伝いしたい。
さわかみファンドの設立理念である。 一般生活者に安心し信頼して、「さわかみファンド丸」に乗船してもらう。
そして、嵐の海をものともせず長期の航海をご一緒する。 目指すは、ファイナンシャル・インデペンデンスだ。
その先には、カッコ好くお金をつかうステージが待っている。 経済的自立を達成した上は、世の中にカッコ好くお金をつかうのだ。
そういった大人らしい大人になることで、子どもたち次の世代にとっては、輝かしい人生の目標となってあげられる。
もともと長期投資は、より良い世の中をつくっていく方向で、お金をまわしてやることだ。
より良い社会をつくっていくのであれば、そこに住む人々もステキでなければならない。
こんなイメージを強く持って、われわれは日々の長期投資の仕事に励んでいる。
気分は青くさいほど真面目。 毎日の仕事は地道な作業の積み重ねだが、いつも将来に向けて明るく楽しくだ。
時々、ふと思う。 電車の中で携帯に夢中で、肩から掛けたバッグや前に持ち替えたリュックがどれだけ周りの迷惑となっているかなど、まったく考えない。
あるいは、入り口に陣取って動こうとせず、乗降客の邪魔になっても一切お構いなし。
いま一歩中へお進みくださいの車内アナウンスなど、まったく無視で1ミリたりとも動こうとしない。
そんな人たちをみるに、よくもまあ自分のことしか考えずに生きているよなあと、ウンザリさせられる。
この人たちも一般生活者だ。 われわれが長期投資でお手伝いさせてもらっている人たちの一人かもしれない。
ちょっと複座な気持ちになってしまう。 こんな人たちのために、長期投資を頑張っているのかと。
まあ、恒産なくして恒心なしだ。 この人たちも、本格的な長期投資で財産づくりを進めていくうちに、変わってくれるといい。
より良い社会の住人にふさわしい人たちになっていってもらえれば最高である。 これも長期投資の挑戦なんだろうね。