荒れ模様の相場? いいんじゃない!

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10月後半から、株式市場での値動きが荒っぽくなってきた。 上下の振幅も激しくなっている。

すこし前までは強気を張っていたはずの市場関係者や投資家の間でも警戒感が高まっている。

こういった時に悪材料が出ると、一挙に売り逃げモードとなる。 そんな折、日産のゴーン会長が逮捕された。

それがどの程度の悪材料となるかは、今日以降の相場環境次第。 まあ、相場は相場に聴けだ。

はっきりしているのは、12月19日に新規上場するソフトバンクが、2兆6000億円も市場から吸い上げること。

これは明らかにマイナス材料である。 よほど大量に新規の買い資金が流れ込んでこない限り、他の銘柄で2兆6000億円分は売られることになる。

市場関係者や投資家が警戒モードに入っているところへ、2兆6000億円の実弾売りだ。

一時の下げか、じわじわ下げかは神のみぞ知るだが、買い意欲はかなり低下するだろう。

長々と相場の地合いの悪さを書いてきた。 実は、そんなものどうでもいいこと。

相場なんて、買う人が多くなれば上がる。 売る人が増えれば下がる。 それをどうのこうのなど、マスコミなどに任せておけばいい。

長期投資家にとっては、相場とどう付き合うかだけである。 すなわち、大きく下げたら買えばいい。

幸い、市場全般に警戒モードが高まっており、どこかでドスーンとくるやもしれない。

ドスーンと下げたら、そこはすかさず買っておきたい。 で、どんな銘柄を買うか?

そう、なにを買うかが投資家にとっては一番大事というか、唯一のテーマとなる。 とりわけ、長期投資家にとっては。

株式市場が暴落しようと、われわれの毎日の生活は続いており、企業のビジネス活動も停止はしない。

生活者にとって、なくなっては困る企業は今日も明日も頑張ってくれている。 まさに、消えてなくなっては困る企業群だ。

そういった企業の株価が、大きく下げた。 みて見ぬふりはできない。 ここは応援しなくっては、となる。

応援しなくてはと株価暴落は、生活者でもある長期投資家にとって同意語である。 だから、大きく売られたら断固と応援買いに入る。

長期投資としての買い仕込みのチャンスが、これから次々と舞い込んでこよう。

どんな企業の株を応援買いするか、しっかり見定めておこう。 そして、ニヤッと買いに行こう。

明日から5日連続のセミナーで出張します。 次回の長期投資家日記は、26日の月曜日となります。