マーケット関係者や投資家の多くが、ここへ来て迷いが高じているのではないかな。
ここまでの上昇相場、スピード調整と値固めの後、再び上昇への展開となっていくのだろうか?
あるいは、このままモタモタしているうちに、買いのエネルギーが減衰していってしまうのか?
そんな迷いが出てくると、トランプ大統領などの言動がますます気になってしまう。
地政学リスクとやらを、やたらと語る向きが跋扈してくる。 どれもこれも、買いの意欲を削ぐ方向で影響力を増していく。
こういった展開となればなるほど、われわれ長期投資家はその真価を発揮する。
先行きの相場動向なんて、誰もわからない。 そんなものを、あれこれ考えて悩む必要などない。
相場なんて買う人が多くなれば上がるし、売る人が殺到すれば暴落するだけのこと。
買う人も売る人も、その時々の儲け心と損したくない意識との間で、いつもドッタンバッタンしている。
それに対し、われわれ長期投資家はひたすら応援したい企業を見つめている。
そして、みなが情け容赦なく売ってくれば、断固たる応援の買いを入れる。
そのうち、皆がガツガツ買ってきたら、薄く薄く売り上がっていって、利益確定していく。
この繰り返しを、淡々と10年20年30年と続けていく。 これで、十分に長期投資ができていくわけだ。
何の迷いもないし、楽なものである。