総選挙やったらいい

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政治に対するイライラ感は高まる一途である。

首相の座にしがみついている人がいる一方で、

それに反対する民主党内の人々も野党の面々もなんら手を打てていない。

 

この国をどういう方向に持っていくのか、

せめて政治家なら長期ビジョンぐらいは明確に提示してもらいたい。

被災地の復興も原発事故対応も、年金問題や財政赤字も、

バラバラとパッチワークに追われるだけが政治ではなかろう。

 

どうして、この5年間で日本をこう立て直そうといった方向性を打ち出せないのか。

そうしないと、財政難のネックに阻まれて政策全体の整合性が取れないし、

結果的に個々の政策効果も高められないのに。

 

逆いうと、5年ぐらいをひとまとめにして一挙に日本を徹底的に改革してしまうプランを打ち出せば、

国民の多くは手を打って賛同してくれるだろう。

もちろん、国も国民も5年の間は相当に厳しい現実に直面することになるが、

その先の明るい日本を明確にイメージできれば、みな頑張れるはず。

 

何をやったら良いのかは、われわれ庶民でさえいくらでもアイデアを出せる。

ところが、日本の政治家の中では誰一人として、本格的な日本改革プランを打ち立ててくれない。

政治家というのは利益誘導の専門家集団でもなければ、政争に明け暮れる議論屋集団でもないはず。

 

もう思い切って総選挙やってくれたらいい。

いまだったら国民の多くが日本の将来方向性に高い関心を持っているから、

まともな政策を訴える絶好の機会である。

日本の将来に責任を持とうという若手の政治家が彗星のように出現してほしいものだ。

骨のある若手が30人から40人ほど出てくれば、日本の政治は様変わりとなろう。